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野球肘は肘だけが原因とは限りません|肩・肩甲骨・股関節と投球動作の関係

執筆者の写真: 通彦 奥川
通彦 奥川
4 日前
読了時間: 9分

「野球をしていると肘が痛くなる」

「肘の施術を受けても、投げるとまた痛くなる」

「しばらく休むと良くなるけれど、投球を再開すると痛みが出る」

「肘以外の身体の動きも関係しているの?」

このようなお悩みや疑問はありませんか?


野球肘は、投球動作によって肘に繰り返し負担がかかることで生じる障害の総称です。

しかし、肘に痛みがあるからといって、肘だけに負担の原因があるとは限りません。

野球の投球動作は、腕だけでボールを投げる運動ではありません。

下半身・股関節・体幹・肩甲骨・肩・肘など、身体全体が連動することでボールに力を伝えています。


そのため、肩や股関節の可動域、体幹の機能、下半身の使い方などが投球動作に影響し、肘への負担に関係する場合があります。

今回は、野球肘と身体全体のつながりについて、池袋・大塚・豊島区の奥川治療院 SPORTS MEDICALが解説します。



1.野球肘とは?なぜ肘に痛みが出るのか


野球肘とは、投球動作の繰り返しによって肘に負担がかかり、痛みなどが生じる状態の総称です。

投球時には、肘の内側に引っ張られるような力、外側には圧迫するような力などが加わります。

この負担が繰り返されることで、靱帯・筋肉・骨・軟骨などに障害が生じる場合があります。

特に小学生・中学生・高校生などの成長期の選手は、骨や関節が発達途中にあるため注意が必要です。


野球肘にはさまざまな種類があり、障害の場所や程度によって適切な対応は異なります。

投球時に肘の痛みがある場合は無理に投げ続けず、整形外科などの医療機関で適切な評価を受けることが大切です。



2.投球は肘だけでなく全身を使う運動


野球の投球動作では、身体の各部分が連動してボールに力を伝えています。

一般的には、

下半身 → 股関節 → 骨盤 → 体幹 → 肩甲骨 → 肩 → 肘 → 手

というように、身体全体が協調して動きます。

このような身体の連動は「運動連鎖」と呼ばれています。


例えば、下半身で生み出した力を体幹から上半身へ伝え、肩や肘を通じてボールを加速させます。

しかし、身体のどこかの動きが十分でなかったり、タイミングが合わなかったりすると、投球フォームが変化することがあります。

その結果、肘への負担に影響する可能性があります。

ただし、身体の動きに問題があるから必ず野球肘になるというわけではありません。

投球数や投球強度、疲労、身体の成長段階なども含めて総合的に考えることが重要です。



3.肩・肩甲骨の動きと野球肘の関係


投球動作において、肩と肩甲骨は重要な役割を担っています。

特に投球時には、肩関節の大きな可動域と、肩甲骨の適切な動きが必要になります。


肩の可動域が不足している場合

肩の可動域が十分でないと、投球フォームに影響が生じる場合があります。

例えば、肩の回旋動作に制限があると、投球時の腕の位置や動きが変化する可能性があります。

その結果、肘にかかる負担が変わることも考えられます。

ただし、野球選手の肩の可動域には競技特有の適応もあるため、単純に左右差があることだけで異常とは判断できません。


肩甲骨の動きが十分でない場合

肩甲骨は、腕を大きく動かす際に重要な働きをします。

投球時には、肩甲骨と上腕骨が協調して動くことが必要です。

肩甲骨の動きや安定性が十分でない場合、肩や腕の動作に影響する可能性があります。

そのため、野球肘の方でも肩や肩甲骨の状態を確認することが重要です。



4.体幹の機能と肘への負担の関係


体幹は、下半身から上半身へ力を伝えるために重要な役割を担っています。

投球時には、骨盤と胸郭の回旋などを利用しながらボールを加速させます。


しかし、

  • 体幹の回旋が十分にできない

  • 身体の安定性が低下している

  • 下半身と上半身の動くタイミングが合わない

  • 疲労によって投球フォームが変化する

といった状態では、投球動作に影響する場合があります。


その結果、腕や肘への負担が変化する可能性があります。

野球肘を考える際には、肘だけでなく体幹の機能にも目を向けることが大切です。



5.股関節の硬さは野球肘に関係する?


股関節は、投球動作の土台となる重要な関節です。

投球では、軸足で身体を支えながら体重移動を行い、踏み出した足で身体を安定させます。

このとき股関節の可動性や安定性が重要になります。


例えば、

股関節の回旋が十分にできない

片脚で身体を支えると不安定になる

踏み込み時に身体が大きく崩れる

といった状態では、投球動作が変化する場合があります。


その結果、上半身や肘にかかる負担に影響する可能性があります。

ただし、股関節が硬いことだけで野球肘になるとは限りません。

選手の身体の状態や投球動作を総合的に確認することが重要です。



6.下半身の使い方も投球動作に影響する


野球の投球動作では、下半身の働きも重要です。

下半身で生み出した力を効率よく上半身へ伝えることで、ボールを加速させます。


例えば、

  • 軸足で身体を安定させられない

  • 踏み込み時にバランスが崩れる

  • 下半身と上半身の動きが連動していない

  • 疲労によって下半身の動きが変化する

といった状態では、投球フォームに影響する場合があります。

野球肘の原因を考える際には、こうした下半身の機能も確認することが大切です。



7.肘だけを施術しても痛みを繰り返す理由とは?


野球肘でよくあるのが、

肘が痛くなる

↓

投球を休む

↓

痛みが軽減する

↓

投球を再開する

↓

再び肘が痛くなる

というケースです。


このような場合、肘の組織が十分に回復していないことや、投球負荷を急激に増やしていることなどが考えられます。

また、投球動作に関係する肩・肩甲骨・体幹・股関節などの身体機能が影響している可能性もあります。


ただし、すべての再発が身体の使い方によって起こるわけではありません。

骨や軟骨、靱帯などの障害が残っている場合もあるため、必要に応じて医療機関での再評価が重要です。

「肘の痛みがなくなったか」だけではなく、「なぜ肘に負担がかかっているのか」を確認することが大切です。



8.野球肘から競技復帰するために大切なこと


野球肘から競技復帰する際には、痛みがなくなったことだけで判断しないことが重要です。

まず、障害の種類や回復状態を確認し、必要な治療や休養を行います。

そのうえで、医療機関から投球再開が認められた後に、段階的に投球負荷を増やしていきます。


また、投球動作に関係する身体機能を確認することも大切です。

例えば、

肘の状態

痛みや可動域、組織の回復状態などを確認します。

肩・肩甲骨

肩の可動域や肩甲骨の動き、筋力などを確認します。

体幹

身体の回旋や安定性、下半身から上半身への力の伝達を確認します。

股関節・下半身

股関節の可動性や片脚での安定性、投球動作に必要な身体機能を確認します。

これらを総合的に確認しながら、競技復帰を目指すことが重要です。



9.奥川治療院 SPORTS MEDICALが大切にしていること


奥川治療院 SPORTS MEDICALでは、野球肘や投球時の肘の痛みに対して、痛みのある部分だけではなく、身体全体の状態を確認することを大切にしています。

例えば、肘に痛みがある場合でも、肩・肩甲骨・背骨・体幹・骨盤・股関節・下半身などの状態を確認します。


そして、

「なぜ肘に負担が集中しているのか?」

という視点から、身体機能や動作に関係する要素を探していきます。

もちろん、骨や軟骨、靱帯などに損傷が疑われる場合は、医療機関での検査や診断が優先されます。

奥川治療院では、必要な医療的評価を踏まえながら、身体機能の改善や競技復帰に向けたサポートを大切にしています。



10.池袋・大塚・豊島区で野球肘にお悩みの方へ


「肘の痛みを繰り返している」

「休むと良くなるけれど、投げるとまた痛くなる」

「肘以外の身体の動きも確認してほしい」

「競技復帰に向けて身体を整えたい」

「投球時の肘への負担を減らしたい」

このようなお悩みがありましたら、奥川治療院 SPORTS MEDICALへご相談ください。


当院では、肘だけでなく肩・肩甲骨・体幹・股関節・下半身など、身体全体の状態を確認しながら、スポーツによる身体の不調や競技復帰をサポートしています。

池袋・大塚・豊島区周辺で野球肘や投球障害にお悩みの方は、奥川治療院 SPORTS MEDICALへ。



よくある質問(FAQ)


Q1.野球肘は肘以外にも原因がありますか?

野球肘は、投球による肘への繰り返しの負担によって生じます。その負担には、投球数や投球強度だけでなく、肩・肩甲骨・体幹・股関節などの身体機能が関係している場合があります。ただし、肘の痛みの原因を特定するには、肘そのものの状態を含めた適切な評価が必要です。


Q2.肩甲骨が硬いと野球肘になりますか?

肩甲骨の動きが投球動作に影響することはありますが、肩甲骨が硬いことだけで野球肘になるとは限りません。投球量や疲労、身体の状態など、複数の要素を確認することが重要です。


Q3.股関節が硬いと肘に負担がかかりますか?

股関節の可動性や安定性が投球動作に影響し、結果として肘への負担に関係する可能性があります。ただし、股関節の硬さと野球肘が必ず結びつくわけではありません。


Q4.野球肘は肘だけ施術すれば改善しますか?

障害の種類や程度によって異なります。肘そのものへの適切な治療が必要な場合もありますが、競技復帰や再発予防を考える際には、肩・体幹・股関節などの身体機能を確認することが役立つ場合があります。


Q5.野球肘を繰り返さないためには何が大切ですか?

適切な診断と治療、投球量の管理、十分な休養、段階的な投球再開が重要です。また、必要に応じて肩・肩甲骨・体幹・股関節などの身体機能を確認することも大切です。



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この記事の執筆・監修

奥川治療院 SPORTS MEDICAL

奥川通彦(柔道整復師)

 
 
 

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